過去10年の前後半3Fの平均ラップ構成が「35.0-35.5」と若干前傾寄りの傾向にある秋華賞。後半>前半となったのは12年、16、18年だが、12年は前半は緩かったものの残り1000m地点から11秒台半ばが延々と続き、ラスト1Fで12.4秒と急失速する厳しい後傾持続戦。16、18年も2F目10秒台と前半から大きく負荷がかかり、道中で大きな緩みもなく後半は11秒台が連続する持続力が問われるレースだった。
今年はこれといった逃げ馬が不在で、前半は比較的緩めに展開する見込み。馬場次第ではあるものの、後半に11秒台が連続する後傾持続戦で能力を発揮できるタイプを狙いたい。
狙いは⑧ソフトフルート。2走前の町田特別では、古馬相手に東京2400mの後傾持続戦で番手から粘り込み勝ち馬と0.1秒差、前走の夕月特別ではラスト5Fから11秒台が並ぶ後傾持続戦を4馬身差の圧勝劇。道中インをロスなく立ち回ったレースぶりから加点要素はないものの、同世代の牝馬相手ならばGⅠでも足りていい。
10月18日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。