◆10R 赤富士S(ダ2100m)
次走注目:マサハヤニース
(11人気7着)
ダートに活路を求めて中山ダ2400m戦で1勝クラス、2勝クラスと連勝を飾っている力量の持ち主。フレグモーネで休養期間が長くなってしまった前走は大敗を喫したが、過去の傾向通りにひと叩きされた良化度をしっかりアピールする内容だった。
緩急のある展開を後方でじっくり構えてロスない運びに徹したとはいえ、直線では勝ち馬と同等と思える脚勢で脚を伸ばしてきた。ラスト150mほどで進路が塞がってしまい結果は7着でも、復調気配を示すに十分な走り。次走でジャンプアップの可能性が高い。
◆8R 3歳上1勝クラス(芝1600m)
次走注目:シングンバズーカ
(2人気5着)
1勝クラスなら休み明けでも能力で連対圏を確保できると見て勝負馬に推したが、当欄で指摘した通り、このクラスを勝ち上がれる実力を持つ馬が複数揃っていた一戦。下見所で後肢の踏込みに休養前ほどのしっかり感がなかったことが重なって5着止まりという結果に終わってしまった。
ただ、直線で本来のフットワークが見られなかった中でも5着に踏ん張れたのは、現クラス上位の地力を備えていることの証明でもある。本質的には叩き良化型でもあり次走は馬券圏内への浮上が期待できる。
◆8R 3歳上1勝クラス(ダ1800m)
次走注目:アメリカンシード
(2人気1着)
芝で決め手負けするタピット産駒だけにダートが合いそうな雰囲気はあったが、遥かに予想を上回る大圧勝劇で1.48.6秒のV時計。
今開催は全般的に時計の速い馬場状態で、不良のオープン戦で1.48.1秒、重の3勝クラス戦で1.49.0秒が出ているが、これらと比較しても突出しているのがラスト2ハロン11.3秒→11.7秒という速さ。しかも、4角で後続を引き離してからは余力たっぷりの走りでこの数字を叩き出したのは驚愕。初ダートでもまれない競馬ができたことが大きいのは事実でも、条件戦ではモノが違う能力レベルだ。