東京芝2500mのハンデ重賞と言えば目黒記念とアルゼンチン共和国杯。いずれも1角までの距離が長いためテンの加速がつきやすく、ラストは東京の直線で末脚の持続力が問われる傾向にあるが、よりスロー寄りなのがアルゼンチン共和国杯。このあたりは施行時期と馬場と関連性があると考えられるが、長くなるので割愛する。
今年は5年ぶりにフルゲートだが、これといった逃げ馬が不在。スロー寄りのラップ構成から持続力勝負となりそうだ。
狙いは⑧サンレイポケット。好走を続けても地味なプロフィールからそこまで人気にならないが、典型的な末脚の持続力で勝負するタイプ。この舞台はピッタリだろう。毎日王冠からの距離延長ローテもある程度前でポジションを確保できそうで好感。差し切りに期待。
11月8日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。