今年は阪神2200mで行われるエリザベス女王杯。阪神2200mのGⅠと言えば宝塚記念がパッと浮かぶが、あのレースは上がり3Fは35秒以上、ラスト1Fも12秒台に落ち込むのがデフォルト。梅雨時期でパンパンな良馬場での開催が少ないというのもあるが、基本的にはタフなレースになりやすい。
阪神2200mはスタート直後に下り坂がある上、最初のコーナーまでの距離が525mと長く加速がつきやすく、前半の負荷が大きくなる事がラストの失速率に繋がっている。今年のエリザベス女王杯はコレといった逃げ馬は不在も、やはりラストはタフさが求められると考えたい。
アーモンドアイ、クロノジェネシスといったトップクラスの出走はないものの、古馬の格は一枚上。その中で⑧センテリュオをチョイスしたい。末の持続力で勝負するタイプで阪神2200mはベストの舞台。オールカマーで負かした相手も胸を張れる。差し切りに期待。
11月15日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
「競馬成駿」はコチラ!


今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。