阪神開催のマイルCS。例年の京都外回りはコース自体がトリッキーなため、枠順とコース取りでいくらでもまぎれる要素があったが、阪神外回りは王道コース。ハンデ戦ならいざ知らず、定量GIとなれば総合力がモノを言う。
中心的な存在である④グランアレグリアは、春の安田記念のパフォーマンスが抜けており、能力面では疑いようがない。ただし、アーモンドアイがいたとは言え安田記念で12倍で買えていた馬を、ココで1倍台で買うのはギャンブルにおける呼吸として如何なものか。逆転候補を狙うか、3着以内を狙える穴を狙うかの選択。
⑰サリオスに逆転を託したい。休み明けの毎日王冠では、テンからびっしり流れた前傾ラップを早め先頭から上がり最速で押し切り。ラストは加速ラップで余裕綽々だった。ダービーでも折り合いに最大限気を遣って2着に食い込んだが、元々マイルでこそと言われていた馬。④グランアレグリアが内を捌く間にリードをもらえればチャンスありだ。
11月22日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。