歴史的好メンバーが揃った今年のジャパンC。人気は当然3頭に集中する事になるだろう。この3頭の能力の序列が最大のテーマとなるのだが、本来馬の能力の天井や適条件は敗戦から逆算して確度を高めていくもので、底を見せていない無敗馬の序列を根拠づけて行うのは無理がある。その意味で、アーモンドアイを基準に考えたとしても、3歳馬2頭を上にとるか下にとるかは答えが出せない。
そこで、オッズ面を考慮しても狙うべきは一角崩しの可能性のある馬。3強はいずれも高い末脚性能を持ち合わせており、それを後ろから差すのは厳しいと考えられ、狙いは必然的に前。①カレンブーケドールは勝ちきれないレースが続いているが、常に高いレベルの持続力は発揮している。東京芝2400mでは昨年のオークス、ジャパンCともに負けて強しの内容で適性は十分。例年内優勢が顕著になるジャパンC週で最内枠を引いたのも好材料だろう。3着では妙味は低いため、2着に食い込む馬券を狙いたい。
11月29日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。