
最近の阪神芝1600重賞は、1400性がポイントになりやすいという傾向があります。
すなわち、1400でOP以上の勝ち鞍のある馬、または、前走1400組が好走しやすいということ。

直近に行われたマイルCSも、勝ったグランアレグリアは1400重賞の阪神C勝ち馬でしたし、5人気3着アドマイヤマーズは前走でスワンSを使っていた馬。1400性を満たした馬の同時好走でした。
衝撃的な大波乱決着に終わった中京記念にしても、18人気で勝ったメイケイダイハードは前走で(ダートながら)1400を使っていた馬で、9人気3着エントシャイデンも1400の安土城S勝ちからの参戦。6人気2着ラセットも最後の勝利は1400の3勝クラスでした。
この阪神1600重賞における1400性は、古くからアーリントンCで出現していた血統傾向(実際、今年のアーリントンCも1400性を満たした馬の上位独占に終わっています)。今はそれが広く同コース重賞全般に適用されるようになっています。
阪神ジュベナイルフィリーズに目を向けても、昨年のレシステンシア、一昨年のダノンファンタジーと、1400のファンタジーS勝ち馬が連勝中。ここでも、1400性は見逃せないトレンドになっています。
1400実績馬、前走で1400を使っている馬を候補馬としてピックアップ
④リンゴアメ
⑤サルビア
⑧ヨカヨカ
⑩シゲルピンクルビー
⑫オパールムーン
⑭ポールネイロン
⑰フラリオナ
⑱メイケイエール
⑫オパールムーンは1400のファンタジーS2着からの臨戦でテーマに該当する存在。
道中最後方から直線一気に賭けた前走が目を引く伸び脚。勝ち馬の強さも目立ちましたが、この馬も負けず劣らず評価の上がる戦いぶりでした。
その前走が休み明け、初の輸送競馬と課題を克服してのもの。あらゆる面で上積みも大きく、大勢逆転のシーンも十分描けます。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。