朝日杯FSが現在の施行条件になって以降の過去5年、前後半3Fの平均ラップは「34.9-34.9」とイーブン。しかしこれは、典型的な前傾タイプの逃げ馬であるビアンフェが出走がしていた昨年の「33.8-35.8」が影響しており、それ以前は道中に12秒台の適度な緩みが入っていた。今年はそこまで極端な逃げ馬は不在。若干後傾寄りのレースを意識したい。
今年は阪神開催だったデイリー杯2歳Sが前哨戦のような扱いで、レースレベルも非常に優秀。ココの上位陣のパフォーマンスはある程度信頼していいだろう。軸はデイリー杯組からで、妙味を別路線組に求めたい。
⑧レッドベルオーブは前述のデイリー杯2歳Sの勝ち馬。現状では気性面が前向き過ぎる面はあるものの、それでも捻じ伏せてしまうほどのフィジカルの持ち主。このタイプは崩れる可能性が低く、ココも中心視でいいだろう。
12月20日(日)付、東京スポーツ掲載分)
※なお、当コラムは金曜午前段階で執筆されたものです。当日の馬場傾向を踏まえた上での最終結論◎◯▲は『競馬成駿』にてご確認ください!
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今川秀樹
IMAGAWA HIDEKI
ラップ理論のパイオニア・上田琢巳も唸る分析力を誇る、競馬JAPAN発の若手予想家・今川秀樹。6年連続で年間黒字収支を達成している男が、「配当面からも期待値の大きい馬」に狙いを定め、本当に買う価値のある◎本命馬をお届けする。