今年は札幌で行われる函館スプリントS。このコースで行われる重賞といえば、キーンランドCですが、そちらは開催後半、しかも道悪で行われることが多いレースで、今回のレースとは状況設定がかなり異なると言わざるを得ません。
まずは、函館と札幌の芝1200における血統傾向の違いをチェック。そして、函館でも札幌でも変わらないであろうレースの性質をベースに予想を組み立てていくことにします。
まずは函館芝1200と札幌芝1200の血統傾向の違いについて。サンプルはいずれも19年以降となります。

両コースとも安定して力を発揮しているのは、ダイワメジャー、母父サクラバクシンオーといったところ。
逆に、コースによって成績差が大きいのはロードカナロア、ハーツクライ。前者は函館開催では無双状態と言ってもいい活躍を見せますが、札幌開催は一息。昨年に関しては、【1-0-2-20/23】連対率4.3%と完全にブレーキが掛かっていました。
逆に、ハーツクライは函館では平凡な成績ながら、札幌では連対率5割超えの大躍進。上記成績を5頭の別馬でマークしており、本質的な血統適性の高さが窺い知れます。
その他、札幌開催ではストームキャット系産駒が堅調。函館開催ではサドラーズウェルズ、ダンチヒ系が活躍しているなど、微妙な差異が生まれます。
今年の出走メンバーに関しても、通常の函館開催の方が良かった馬、逆に札幌開催になって得している馬が現れることになります。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。