
3年ぶりに京都競馬場で行われた昨年は少々イレギュラーなレース形態となった秋華賞ですが、その1年で傾向変化と判断するのは早計だと見ています。
前傾ラップから底力比べになるのが秋華賞の特徴。

昨年は、前半に13秒台が2度も挟まる異例のスローペース。
京都で行われた秋華賞において、道中に13秒台のラップが挟まった年はジェンティルドンナが勝った2012年まで遡なければなりません。秋華賞の歴史を遡っても、前半5Fに13秒台が挟まった年はこの2回のみ。昨年がいかに異質な流れだったか分かります。
前進気勢の強い馬が序盤から速いラップで突っ込み、淀みない流れを演出。それに加えて、内回りコースの特性上、後続の踏み出しが早くなるのが秋華賞というレースの特徴。結果的にラストで苦しくなったところを踏ん張る底力が重要になります。
そして、その底力比べで存在感を見せるのが欧州血統です。
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境和樹
SAKAI KAZUKI
立教大学部法学部卒。東スポや競馬の天才で人気上昇中の血統予想家。血統傾向からレースの適性を探る。