【ファンタジーS】ハイレベルな争いをしてきた一頭!
11/1(土)京都11R
ファンタジーS(GⅢ)
─本日のスーパーSH◎OT─
フェスティバルヒル
(四位洋文 厩舎/C.デムーロ 騎手)
クラシックとの関係は薄れているが、過去にはダノンファンタジーやレシステンシアが当レースとGⅠ阪神ジュベナイルFを連勝して2歳女王になっている。
今年の注目はやはりフェスティバルヒルだろう。
今年の皐月賞馬で、明日の天皇賞でも有力候補となっているミュージアムマイルが兄にいる良血。父が変わったことで毛色も馬体のサイズも異なるが素材の良さは疑いようがない。
デビュー戦を振り返ると着差はわずかながら外を回って危なげなく抜け出し。内をすくって抵抗しかけた2着馬がその後連勝してオープン入りし、3、4、9着馬も既に勝ち上がっている
そして2戦目に選んだのがGⅢの新潟2歳S。
折り合いを気にするあまり位置取りが悪くなったが直線は馬場が荒れた内目を通って2着とはハナ差まで押し上げている。その2着馬が先週のアルテミスSでも3着に好走。
結果として2戦共にハイレベルな争いをしてきたことになる。
1勝馬の身でありながら、経験値では一歩リードしていると言えるのでは。
今回は距離を短くしてきたが、コンパクトにまとまった馬体や道中行きたがっていた前走を見るとレースはしやすいはず。
C.デムーロ騎手を確保し、今後に向けて是が非でも賞金加算したいところだ。
上昇度ならメイプルハッピー。
初戦は先行好位勢を振り切ったところへ、外から出し抜けを食らう形となったが、2戦目は渋太く押し切り。
突かれたり馬体を併せたりすると、勝負根性を発揮するようで今回も逃げにこだわることになりそうだ。
精神面の強さや牝馬にしては雄大な馬格、そして血統面から雨の恩恵を受けるのはこの馬では。
今週の坂路調教が抜群で、一戦毎に上昇カーブを描いていることは間違いなく、本命馬同様に注目したい。
坂路マエストロ
坂路マエストロ
須藤大和
グリーンCh出演
堅軸
2000年、新人時代に訪れた札幌の新馬戦にて8頭立て5番人気ジャングルポケットの素質を見抜く。同馬のダービー制覇後はその相馬眼を買われ栗東坂路の調教評価を務めること約25年、現在は優馬関西版の本紙欄担当にまで登り詰める。数字にはこだわらず、あくまで自らに蓄積した名馬のイメージと重ねることにより勝ち馬を看破する芸術家肌。


