【ジャパンC】再び輝く日は、そう遠くない/リフレッシュ後の巻き返しに期待!【京阪杯】
再び輝く日は、そう遠くない
FILE:11/30(日)東京12R
ジャパンC(GⅠ)
逃げたのは意外にもセイウンハーデス。前半1000m通過は57.6秒だが、後続をかなり離した逃げになり、2番手追走のホウオウビスケッツの通過は凡そ59秒半ばといったところ。高速馬場を思えば後続馬群の流れは遅く、勝負は直線での瞬発力勝負となった。
馬場の真ん中からクロワデュノールが残り300mでは先頭に立ったが、その後ろからマスカレードボールとカランダガンが併せ馬の形で猛追。
ラスト200mから2頭で抜け出し熾烈な叩き合いになり、最後は外のカランダガンが捻じ伏せるようにグイっと一伸びし、アタマ差出た所がゴールだった。2頭から2馬身半離された3着にはダノンデサイルが渋太く浮上し、最後は脚が上がったクロワデュノールは4着の入線だった。
世界最高レーティングの持ち主で、欧州年度代表馬でもあったカランダガンはその額面に恥じない強い競馬を披露。使った上がりはメンバー最速の33.2秒で、ラストのレースラップが11.8秒-11.5秒-11.3秒の加速ラップでフィニッシュする東京競馬場らしい高速決着。
明らかな日本馬の土俵に上がって勝ち切ったことには凄みを感じる。まだまだ活躍が見込める4歳騙馬。今後ロマンチックウォリアーとの対戦や、再度の訪日も期待できるだけに、再び姿を見られる日まで世界最高水準のままでいてほしいと切に願う。
一旦は前に出て勝ち切るかの態勢は作ったマスカレードボールは、まだ3歳の身であり、世界一の馬とがっぷり四つで渡り合えたことには価値がある。天皇賞秋の勝利には懐疑的にならざるを得なかったが、自身が本物の強者であることを自らの走りで証明。来年はこの馬中心に競馬が巡っていくと直感させる快走だった。
ダノンデサイルは直線半ばは上位2頭と馬体を併せる所までは持ち込めたが、最後は伸び負けての3着。前半に多少の力みがあったとはいえ、現状の力は出しているように感じられた。
─次はココに注目!─
2人気4着
クロワデュノール
上位入線馬で最も早目の立ち回りをしての4着。レコード決着の中を勝ちに行った内容は十分に評価して良い。最後は歩いたくらいの脚色に見えた辺り、恐らくは戦前に出ていた状態面での不安が払拭されていなかったようにも思う。自身は負けたものの、奇しくも同期のライバルが世代の高さを証明してくれた点からして、来年は間違いなくマスカレードボールと一緒に日本の競馬を盛り上げていく存在になる。再び強い姿が見られる日はそう遠くはないだろう。
(執筆:久光匡治)
リフレッシュ後の巻き返しに期待!
FILE:11/30(日)京都12R
京阪杯(GⅡ)
出遅れたショウナンザナドゥと、スタート後に挟まれたジャスティンスカイが流れに乗り切れなかったが、その他はほぼ一斉の発馬を決めてレースが進行。
前半は好発を決めたカルチャーデイがハナを奪いに行ったが、内からジャスパークローネがビッシリ追って抵抗し競りかける展開。
前半3Fの通過では2頭が後続を引き離し32.7秒と緩みのない流れを形成。そのまま直線に向くとGⅠホースのルガルがこの2頭に襲い掛かり、それをマークするように直後をヨシノイースターが追走する形。
残り300mでルガルがあっさり抜け出し、そのまま押し切るかと思われたが、大外から飛んできたのがエーティーマクフィー。7番人気の低評価を覆し華麗な差し切りを決めた。
前走のキーンランドCは、食欲が落ちて体調一息の上に直線で前が開かず脚を余す不利。今回はプラス14キロとカイ食いが戻り、本来の調子を取り戻して臨まれた。
前走を除けばスプリント戦では2戦2勝と底は見せておらず、この路線の王者への道は開けた様子。今後の成長ぶりに注目が必要だ。
初めて背負った59キロが最後に応えた様子のルガルが2着。早め先頭の強気の競馬だったことも加味すると一番強いレース内容だったし、改めて力量上位を示した。
内から伸びてきたレイピアを抑えて、7歳馬ヨシノイースターが3着に健闘。ただ、衰えこそ見せていないが前2頭との現状の勢いの差は隠せなかった。
2番人気のナムラクララは13着に大敗。今日はいつもの推進力がなく中団からの追走が精一杯。現時点で敗因は不明だが、掲示板を外したのは桜花賞と今回のみで本来は堅実なタイプ。今後の立て直しに期待する。
─次はココに注目!─
9人気8着
ジャスティンスカイ
昨年同様に真夏のCBC賞を走った疲れが抜けきれず、その後は結果を出せない臨戦過程。スタート後に挟まれて流れに乗れなかったこともあるが、出遅れたショウナンザナドゥと共に馬群から離された最後方を追走と、本来の行き脚が見られなかった。その状態でもメンバー最速の上がりをマークし、ゴール前は良い伸びを見せていた。リフレッシュ後の巻き返しに期待したい。
(執筆:持木秀康)
二天一流ホースマン
久光匡治
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従来、専門家がその道一本で務めあげる取材と調教。その双方を股にかけ、場所を選ばず活躍する二天一流ホースマンとは彼のこと。馬・人の両側面からあらゆる可能性を探り、時には上位人気馬を印から切り捨てることも辞さない予想スタイルはまさに天衣無縫。優馬の産んだサムライが、今日も未踏の道を征く。 (担当厩舎:青木、奥村武、粕谷、加藤士、萱野、根本、堀内、和田郎)
優馬1面の名奉行
優馬
持木秀康
栗東の調教班に所属。優馬の1面にてコラム「オフコース 持論(もちろん!)」を掲載、2016年天皇賞・春にてカレンミロティック(13番人気2着)に単独◎を打ったことは現在でも語り草。推し馬サロンでは関西トレセン捜査班にて予想を提供。


