【チャンピオンズC】急流が浮き彫りにした現在地

【チャンピオンズC】急流が浮き彫りにした現在地

12/08 (月) 妙味解析!回顧ファイル #チャンピオンズC

急流が浮き彫りにした現在地

FILE:12/7(日)中京11R

チャンピオンズC(GⅠ)

概ね人気馬は五分の発馬。ナルカミも五分ではあったが、行き脚が悪く先手は取れず4、5番手。1コーナーまではウィリアムバローズ、ダブルハートボンド、シックスペンスで先行争いだったが、向正面ではウィリアムバローズとシックスペンスが先行する形に。

直線に入ると3番手だったダブルハートボンドが伸びてそのまま抜け出すかと思ったが、その後ろからウィルソンテソーロが馬群を縫って伸び、最後は競り合う形。それでもハナ差でダブルハートボンドが先着してGⅠ初出走初勝利を果たした。

ここでレースラップ。

12.8 - 10.8 - 12.2 - 12.2 - 12.3 - 12.6 - 12.9 - 12.3 - 12.1


レースタイム自体は歴代8位と別段取り上げるものではないが、緩みがなく、なかなか厳しい流れしかも後半3Fは加速ラップ。これは当レース史上初めてで、これを3番手から運んで凌ぎ切った勝ち馬はかなりの能力の持ち主と言っていいだろう。鞍上も道中後ろを確認するなど冷静だった。

2着ウィルソンテソーロは3年連続2着。今年に関しては流れは向いた印象。勝ち馬を褒めるしかない。

3着争いは僅差でラムジェットに軍配。前も止まってくれなかったが中京で外を回りながらでは流石に厳しかった。それでもこの着順は能力の証。復調と言っていい

4着メイショウハリオは結果的に早仕掛けの分ラムジェットに差される形となった。とはいえ勝ちに行くにはこの形を取らざるを得なかった。これで引退予定だったがレース後もう一戦という話も出ており、果たして。

人気馬ナルカミは先手が取れず、好位からの競馬。現状あの形で緩みのない流れになるとこの馬には厳しい。返し馬でラチに接触していたという話もあったが、これに関しては見たわけではないので頭の片隅程度に。今回は凡走してしまったが、晩成型の多い印象のサンダースノー産駒なだけに、古馬になってからが勝負。

ルクソールカフェは大外枠に尽きる。終始外を回る形だと中京コースでは厳しい

─次はココに注目!─
4人気5着
アウトレンジ


直線で詰まり気味だったアウトレンジだが、最後は伸びており掲示板は確保。叩き良化型らしく、着順は上げてきた。

個人的にはパドックも良かった印象だったので、スムーズならより上の着順も狙えただろう。もったいない競馬だった。今後も初戦で落として2戦目以降で狙うのがいいだろう。

(執筆:土屋龍太郎)

土屋龍太郎
優馬の若きドラゴン

土屋龍太郎

データ 穴党 分析班
重賞◎
連載コラム

取材力が核となる専門紙の世界において、卓越した馬券への才覚のみを買われ第一線に抜擢された若き昇り龍。大舞台に強く、直近でも2025年NHKマイルC◎パンジャタワー(9人気1着)を射抜くなど数々の特大万券を輩出。年齢のフレッシュさとは裏腹に、その予想には猛者の風格が香り立つ。