【中山9R】金色の暴君の娘、強さも父譲り!/短距離仕様にモデルチェンジ!【コールドムーンS】
追い切り1等星・美浦
12/21(日)中山9R チバテレ杯
シャドウメテオ
(金成貴史 厩舎)
取り消し明けとはなるものの、父オルフェーヴル譲りの荒々しい気性の持ち主であることを思えば、レースをあけて心身共にリフレッシュを促せたのは何よりか。非凡な決め手を誇るシャドウメテオに注目して欲しい。
確かに未だに不安定さが解消したとは言い難い。勝った2走前の古作特別にしても、要所で怪しさを見せながらだったのだから困ったものではある。
とはいえ、それを補って余りある武器を同馬は備えているのだ。
何せ、その件の一戦では、トラックバイアスも流れも無視して中団から推定でラスト①F10秒前後という驚愕のラップを刻んで差し切ってしまっていたのだから驚く。
さすがは金色の暴君の娘。激しさだけではなく、その強さも受け継いでいるということか。
これで得意の中山が舞台となれば…。不安よりも期待が上回って然るべき!
追い切り1等星・栗東
12/21(日)中京11R コールドムーンS
ドンインザムード
(今野貞一 厩舎)
イレ込みやすいタイプや、繊細な面のある牝馬、長距離輸送を控えている馬などの調整法としては、1週前や日曜までに実質的な追い切りを消化し、気持ちに余裕を持たせるために直前は流す程度といったパターンが多い。
前進気勢が強く 、気性面に課題があるドンインザムードも、これまでの最終追いは派手な時計を出さなかったが、今回は坂路で4F50.9秒と自己ベストを1.2秒も更新する好時計をマークしている。
コース併用で仕上げる事が多かった馬が、坂路オンリーで時計を出している点を考えても、初のダ1400mに対応させる為に、あえて気持ちを乗せて短距離仕様に調整している印象だ。
ゲートセンスが良く、その前向きな気性からも本質的に短い距離は合っているはず。左回りのここを狙って必勝態勢の仕上げと判断した。
前田智基
馬券をこよなく愛し、儲かる方法を追い求めて専門紙の道を志した根っからの勝負師。"競馬は波乱が基本"をモットーとし、調教班として積み重ねた経験と分析力で常に大穴を狙い続ける。ラジ オ日本のパドック推奨ではまさに役満レベルの神引きを行い、司会進行を唖然とさせることもしばしば。
中邑茂
栗東の調教評価を担当。厩舎ごとに異なる調教パターンの変化を察知することに長けており、かすかに香る勝負の気配を逃さない。その嗅覚から時には思いがけない大穴に◎を打つことも多く、一瞬のチャンスを特大の的中に繋げる。


