【ターコイズS】本来の脚使えず。東京マイルなら狙える!
FILE:12/20(土)中山11R
ターコイズS(GⅢ)
前半600mの通過は34.7秒、そこから11.8秒のラップが2ハロン続き1000m通過は58.3秒。遅くはないが、各馬がそこまで急かされることなく脚が溜まる流れになった。
粘るスリールミニョンに残り200mから最内を突いたリラボニーと道中3番手から脚を伸ばしたドロップオブライトが襲い掛かり、最後は馬群を捌いてきたソルトクィーンも加わっての大激戦。
激しい競り合いを制したのはドロップオブライトで、2着にはリラボニート、3着はソルトクィーンという入線だった。
ドロップオブライトは前走の敗戦がブラインドになってか5番人気の評価に留まっていたが、2走前の京成杯AHでは牡馬を相手に今回と同じ56キロを背負って2着に好走した馬。
馬場が違えど、今回より5F通過が1秒以上も速い流れを2番手で追走して粘っていた訳だから今回の人気は不当と言えるだろう。現役続行とのことで、牝馬マイル路線の上位格と覚えておきたい。
リラボニートは序盤からポジションを取り最後まで最内の進路と中山マイルではこの上ない立ち回り。勝ち馬とのハンデ差を思うと完敗に近いが、自身の武器である操縦性の高さは存分に発揮した。
ハンデ戦などの混戦向きのタイプで、状況次第で上手に評価していきたい馬だ。
上位2頭が抜け出すタイミングでようやく前が開けたソルトクィーンは最後の勢いを思うと惜しいレースには映った。
今年8戦して3勝2着3回3着2回と一年通して走り、相手関係が上がる中でも崩れず走ってきた点は充実期を感じさせる部分。来年の飛躍が楽しみだ。
─次はココに注目!─
2人気13着
チェルビアット
大外枠の時点で難しい競馬になる想定だったが、そもそもスタートで煽って2、3馬身のロスを被った時点で万事休す。残り600mからジワッと押し上げてみたものの、最後は苦しくなり内へモタれてしまい本来の脚が使えなかった。
初めての中山でトリッキーなマイル戦の大外枠。スタートも加味すれば、今回は完全にノーカウントで良いだろう。
NHKマイルCや前走が強い競馬を見せているように、やはり本領発揮は東京マイル。軽い馬場でこそのタイプであり、急坂コースもフィリーズレビューで走っているとはいえベターではなかったはず。
東京や京都といった軽い場への転戦で今一度期待したい馬だ。
(執筆:久光匡治)
二天一流ホースマン
久光匡治
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従来、専門家がその道一本で務めあげる取材と調教。その双方を股にかけ、場所を選ばず活躍する二天一流ホースマンとは彼のこと。馬・人の両側面からあらゆる可能性を探り、時には上位人気馬を印から切り捨てることも辞さない予想スタイルはまさに天衣無縫。優馬の産んだサムライが、今日も未踏の道を征く。 (担当厩舎:青木、奥村武、粕谷、加藤士、萱野、根本、堀内、和田郎)


