【朝日杯FS】気性の成長が如実

12/23 (火) 妙味解析!回顧ファイル
FILE:12/21(日)阪神11R

朝日杯FS(GⅠ)

あいにくの雨で正午頃に重馬場に変更された阪神の芝コース。それでも直後の芝の新馬戦は2レース共に逃げ切り勝ちと、内目の馬場もそれほど悪化せず競馬は進行。

ゲート入りにリアライズシリウスが手こずったが、時間をかけて何とかゲートイン。それでも他馬は気にせずほぼ一斉のスタートとなった。

内からタガノアラリアがハナをうかがうも、難なくダイヤモンドノットが単騎逃げに成功。そのまま道中で動く馬もなく奇麗な隊列で直線へ。

馬群の真ん中を割ろうとしたカヴァレリッツォだが、前が開かず止む無くラチ沿いに進路を変更して追い上げる。残り1ハロンでは完全にダイヤモンドノットが抜け出しこのまま押し切るかと思われたが、その後ろからカヴァレリッツォがジワジワ肉迫。

そしてゴール直前で、Cデムーロ騎手の手綱さばきに応えて前をキッチリ交わし、見事先頭でゴールイン。陣営の努力もあり、精神面での成長がうかがえ、デイリー杯の雪辱を果たす結果をもたらした。

2着にはダイヤモンドノットがそのまま粘りこみに成功。パドック返し馬と気性の若さを露呈していたが、気分よくハナを切れた事が好走をもたらした要因と見て良さそうだ。

3着争いは一旦エコロアルバが完全に前へ出たが、ゴール寸前にアドマイヤクワッズがこれを交わし何とか馬券圏内へ。上位2頭がインを選択したのと違って、同馬は直線外に進路を取った事が如実に明暗を分けた。

─次はココに注目!─
7人気14着
スペルーチェ

道中は勝ったカヴァレリッツォと並んで走っていたが、直線でトップスピードになると馬場に脚を取られて急失速。最下位に敗れてしまったが、これが本来の走りでない事は明らか。

関西圏への輸送は克服し落ち着いた姿を見せていただけに、重馬場適性の差がモロに出てしまったレース。今後の成長も含め、良馬場で一変する姿を見てみたい。

(執筆:持木秀康)

関西トレ
優馬1面の名奉行 優馬

持木秀康

栗東 調教

栗東の調教班に所属。優馬の1面にてコラム「オフコース 持論(もちろん!)」を掲載、2016年天皇賞・春にてカレンミロティック(13番人気2着)に単独◎を打ったことは現在でも語り草。推し馬サロンでは関西トレセン捜査班にて予想を提供。