【ホープフルS】後傾ラップを最後方から猛追!
FILE:12/27(土)中山11R
有馬記念(GⅠ)
勝ったロブチェンは、序盤にしっかり出して好位後ろのインを確保。道中の落ち着いたペースもあり手応え十分に直線に向くと、残り300m過ぎから外に進路を見出してグンと一伸び。一気に前を飲み込んでみせた。
512キロの馬体重は、メンバー中で最重量タイ。重馬場の新馬戦で強いパフォーマンスを見せていた馬だけに、馬力要する馬場がマッチしたのは明らかだろうが、逃げて勝った新馬戦とは違い、中団に控える競馬で差し込んだ辺りは、2戦目のキャリアを思えば立派なもの。今後は軽い馬場でどんな走りをするかが注目点になる。
②着フォルテアンジェロは、好位からの正攻法で内容は文句なし。惜しむらくは、直線で3着馬に押し込められて進路を切り返すロスがあった点か。仕掛けの綾といった感はあるが、タイミングさえ噛み合っていれば勝っていたのはこの馬だったかもしれない。
ちなみに450キロの馬体重はメンバー中では最軽量の数字。勝ち馬と違い馬場状況などがマッチした感もないだけに、負けて強しの②着と言って良さそうだ。
外枠ということもあり、一歩先の仕掛けになった③着アスクエジンバラも一旦先頭で押し切るかの好内容。直線で内にモタれるなど、若さ全開のレース振りから伸びしろも大きそうで、成長次第では今回の着順をひっくり返す可能性は十分ありそうだ。
上がり勝負のレースとはいえ、①②着馬の父はともに菊花賞馬。泥が高く飛ぶ馬場状態は確かなスタミナの下地が求められたはずで、逆に言えば持ち味を削がれた馬も少なくない競馬。今回の結果が各馬の勝負付けとは考えずにおきたい。
─次はココに注目!─
8人気6着
オルフセン
大外枠から外へヨレ気味のスタートになり、道中は最後方。残り800m辺りから大外をぐーんと進出していったが、前後半1.6秒差の後傾ラップでは厳しかった。それでも最後まで伸び続けており、上位入線馬がほぼほぼロスの無い競馬をしていたことを思えば、0.6秒差の⑥着はかなり強いと考えて良いだろう。これで3戦続けて上がり③F最速をマーク。キズナ産駒で馬力も備えた馬だが、中距離で常に速い上がりが使えるのは頼もしく、少なくとも地力で負けた印象はないだけに、上位入線馬とも同等以上の評価を与えておきたい。
(執筆:久光匡治)
二天一流ホースマン
久光匡治
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従来、専門家がその道一本で務めあげる取材と調教。その双方を股にかけ、場所を選ばず活躍する二天一流ホースマンとは彼のこと。馬・人の両側面からあらゆる可能性を探り、時には上位人気馬を印から切り捨てることも辞さない予想スタイルはまさに天衣無縫。優馬の産んだサムライが、今日も未踏の道を征く。 (担当厩舎:青木、奥村武、粕谷、加藤士、萱野、根本、堀内、和田郎)


