【共同通信杯】〇〇のタイムなら2歳史上最速!?
ポイント①京成杯勝ち馬よりコッチ?
クラシックの主役候補がズラリ集結!
今回取り上げるのは、数多のGⅠ馬を送り出してきた超出世レース・共同通信杯だ!
毎年頭数こそ少ないけど、本当に粒揃いのメンバーが揃う一戦だよね。
この組は皐月賞でも馬券に絡む事が非常に多いから、今後を占う上でも是非注目しておきたいね。
まずは2歳王者・ロブチェンから行くぜ。
逃げ切った初戦とは打って変わって、ホープフルSでは馬群で脚を溜めて差す競馬。
良馬場でも全く問題なかったようだし、まさに自在性の高さを見せつける内容だったよな。
松山騎手も、人間の指示に従順で凄くコントロールしやすかったと話していたよね。
クラシックを戦う上で精神面の落ち着きは必須と言えるし、この時期にその課題をクリア出来ているのは大きいね。
ああ。だが、今回は他にも素質馬が多数。
挙げればキリがないんだが、特にラヴェニューには注目しておきたいところだな。
ホープフルSは熱発で回避したが、仮に出ていれば1番人気に支持されていてもオカしくなかった一頭だ。そのくらい初戦のパフォーマンスは圧巻だったからな。
初戦(東京芝1800m)のレースラップのラスト5Fは、2歳史上最速。
同コースで他に57秒台前半のレース上がりを出した面々は、全員もれなくクラシックホースだし、素質だけで言えばいつGⅠを勝っても不思議ない存在だよね。
あとは、経験値の少なさが悪い方に出なければという感じだね。
25年:ラヴェニュー(57.2秒)
24年:クロワデュノール(57.3秒)
21年:ジオグリフ(57.3秒)
19年:コントレイル(57.4秒)
この馬は、デビュー戦で乗った戸崎がすごく買ってるみたいでさ。本番もグリーンエナジー(京成杯勝ち)よりコッチを選ぶかも...なんて噂もあるらしいぞ。
ちなみに、この共同通信杯の週には京都記念だけでなく、サウジCも開催される。
鞍上選択に頭を悩ませる陣営も、少なくなかったはずだ。この馬も戸崎がサウジ遠征する都合で、鞍上交代を余儀なくされた一頭だな。
これだけの素質馬ということで、多くのジョッキーが狙っていたみたいだが、最終的にはアキラに落ち着いたようだ。
大事な重賞レースが同週に3つもあると、関係者も大変だよね。
それでは、私からもこのレースの傾向について。
ポイント②ハーツクライの血が騒ぐ舞台
このレースは基本的に道中ゆったりとした流れから、直線での上がり勝負っていうのがデフォルトなんだよね。
少頭数で行われる事が多い上に、クラシックを見据えて折り合いを学ばせたいって意図も絡むからね。
確かに過去のこのレースを見ても、上がり33秒台は普通で、年によっては32秒台の決着になっているな。
スローペースになる事が多いからか、逃げ先行馬が馬券に絡みがちの気もするぜ。
その印象は結構当たっていると思うよ。実際後方からの差しは意外にも決まっていなくて、良くても3着とかなんだよね。
ある程度ポジションを取った上で、最後抜け出す形が一番の理想と言えるよ。
25年:マスカレードボール
(2-3-3)
24年:ジャスティンミラノ
(5-2-2)
23年:ファントムシーフ
(3-2-2)
22年:ダノンベルーガ
(6-6-5)
21年:エフフォーリア
(2-4-3)
4コーナーで5番手以内につけていないと、頭を獲り切るのは厳しいというワケか。
この辺りは世間の印象とも少しギャップがありそうだな。
ちなみに、血統的には"ハーツクライの系譜"には注目しておきたいところ。
直仔はもちろん、母父に持つ馬や、後継種牡馬の産駒も好走率が非常に高いんだよね。
25年2着:カラマティアノス
(母父ハーツクライ)
24年3着:パワーホール
(父スワーヴリチャード)
23年3着:ダノンザタイガー
(父ハーツクライ)
22年1着:ダノンベルーガ
(父ハーツクライ)
21年1着:エフフォーリア
(母父ハーツクライ)
21年2着:ヴィクティファルス
(父ハーツクライ)
17年1着:スワーヴリチャード
(父ハーツクライ)
普段はキングマンボ系とか、もっと大きな括りで見ているのに、今回は随分ピンポイントだな。
なぜココでこんなにハーツクライの血が騒ぐんだ?
1つはハーツクライの母父・トニービンの影響だろうね。
かつては「府中はトニービンを買え」と言われたほど、この地で輝きを放っていたからね。
末脚の持続力に長けた馬が多くて、東京のような直線の長いコースを最も得意としていたんだ。
その資質がハーツクライを通して、今も息づいているということか。
他にもトニービンを通して受け継いだ資質はあるのか?
3歳になっての上積みという点でも、それなりに影響を受けていると思うよ。
ハーツクライ自身も産駒も2~3歳にかけてと、古馬になって以降と、成長期が2度来るようなところがあってね。
このレースは、丁度その一次成長と重なる時期。2歳時はまだ緩かった馬が、変わり身を見せることもあるから要注目だよ。
なるほど!やはり、血統は本当に奥が深いな。
今年はまた違った角度から、このレースを楽しむことが出来そうだ。
皆さんも今日の話はしっかりインプットして、クラシックで輝くスターの原石を見つけ出そうぜ!それでは、また来週!
ブライアン梶田
チーム成駿の初期メンバー。「勝ちたければ使う側の視点に立て」という清水成駿の教えを自信の背骨とし、”陣営の思惑”を馬券に落とし込む。東西問わず、あらゆる業界人と関係を築き上げており、闇に埋もれる情報を掬い上げる。長年培った勝負勘から厳選指名する金脈馬は必見。
境和樹
東京スポーツで予想コラム執筆、『ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継』にてメイン解説を担当。立教大学法学部卒、合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳を駆使し穴馬を仕留め続ける。得意の血統分析はもちろん、馬場、展開、舞台適性など、あらゆる角度から期待値の高い本命馬を導き出す。


