【スプリングS】共同通信杯での敗因は明白!/休養明け除き、瑕疵が無い左回り!【金鯱賞】
3/15(日)中山11R スプリングS(GⅡ)
中山メインは2週連続での皐月賞TR。唯、マイラーでもチャレンジしたくなる距離のスプリングSだけに、タイプの異なる面々が集う混戦になった。
とはいえ、無傷の2連勝で臨むクレパスキュラーの存在が際立っている。
加えて、時間をかけて乗り込んだわりに緩さが残った仕上げだったのに対し、今回は1週前の3頭併せを経た直前の坂路が51.9秒。それぞれのコースでいずれも自己ベストを更新したし、レコードでデビューを飾った8月同様、コーナー4回の1800mとなれば死角なし。
現時点でのアスクエジンバラには一目置かねばならない。
無論、楽勝だった夏・札幌と同じ距離に戻るのはプラスだが、それとて同じ舞台を走ったクレパスキュラーほどのインパクトなし。
では、キャリア2戦目での東スポ杯で4着だったテルヒコウか?
その効果があっての最終追いは前回時以上の坂路52.5秒だった反面、同じ5F65秒台だったデビュー時の1週前と異なり、最後は脚が上がっての遅れだった先週が物足りなかったし、まだトモが薄い感じで、中山の急坂もネックになりそう。
同じ東スポ杯組であればラストスマイルをより上位に。
当舞台であれば、弥生賞に無事出走していれば、恐らく勝っていたであろうパントルナイーフとの0.2秒差が。中山替わりはむしろ望むところ。
サノノグレーターを見限ってはいけない。
荒削りになりがちな中山とはいえ、強引に運ぶ形でマックスになるということ。また、今回のコース追いでは古馬OP相手と併せ馬の質が大幅に上がったし、追い切りの坂路でも前回時を大きく上回る51.8秒。渾身の仕上げに一票入れたくなる。
初勝利を挙げた直後の中ではミスターライトが面白い。
直前で追い込まざるを得なかったのが、これまで違うパターンで漸く間に合わしたフシがある一方、ハリ自体は2歳時以上で体に幅も出ている。余りに強かった暮れの1.47.6秒はまだまだ詰まる。
3/15(日)中京11R 金鯱賞(GⅡ)
中京は、大阪杯を視野に入れる面々が覇権を争う金鯱賞が杮落し。
その中、まず取り上げるべきは連覇を狙うクイーンズウォーク。
その天皇賞秋は、クイーンズウォークを始め、本来の力を発揮できなかった馬多数。その典型がホウオウビスケッツで、矯めて逃げた馬の番手。
けれども、充電を経て豊富な乗り込み量だったのに加え、ラスト1Fだけでも追うごとに時計を詰めていた当時と異なり、促してからのタイムラグがあって、見た目も鈍重な感じを拭えない目下は良化途上と断じざるを得ぬ。
同じように、今季初戦のアーバンシックにも旨味を感じない。
しかし、折り合いを欠いて万事休すだった暮れの香港の反動が見え隠れ。現に、鞍上とのコンタクトが道中で取れたわりに、それ以上詰めるイメージが伝わってこないままの1F11秒台がラスト2週。まだ物足りぬ。
関東馬ではドゥラドーレス。
その勢いは、一叩きしたことによって加速したと決めつけられる。よりシャープなラインになって追い切りはDWでの3頭併せ。結果、他2頭を窺いつつストライドを広げた直線半ばからは重心が沈む見事なフォームで本格化を思わせるフィニッシュ。しかも、脚部不安による1年3カ月ぶりだった一昨年秋以外は瑕疵がないのが左回りで、今となっては1F短い1800mだった昨5月にはレコードの2着さえ。コース替わりもプラスに。
同じAJC杯組、ジョバンニの巻き返しがあって良い。
振り返れば、ここ2戦はスタートしてすぐにコーナーを迎える設定だった分、リカバリーできなかった。つまり、2歳9月にエリキングとのマッチレースを演じた当舞台がマッチすること請け合い。加えて、本格始動まで時間を要して実質2本と急仕上げ気味だった1月を経て立ち上げがスムーズだったが為、追い切りは4Fの入りが速かった上での坂路53秒台と中身が違う。主役を張ることになろう。
柴田卓哉
学生時代は船橋競馬場で誘導馬に騎乗。競馬専門紙「1馬」在籍時には、「馬に乗れる&話せるトラックマン」として名を馳せる。長年に渡ってトレセンに通い、今でも美浦スタンドで眼を光らせている。仕上がりを的確にジャッジする腕に、亡き清水成駿も厚い信頼を寄せていた調教の鬼。データが最も少なく難解な新馬戦を己の庭としており、世間が驚く穴の激走を仕留める。


