【チャーチルダウンズC】底見せぬ2連勝!マイル戦線に主役候補/今後も侮れない大外一撃【ダービー卿CT】
底見せぬ2連勝!マイル戦線に主役候補
FILE:4/4(土)阪神11R
チャーチルダウンズC(GⅢ)
道中は外からジワジワと位置を上げ、直線手前ではいつの間にか先行する2頭に迫る3番手の外に浮上。前半の1000m通過が60.2秒のスローペースで激しく雨が降る天候の中、レースの上り3Fが33.9秒では後ろにいた馬では届かない展開。
着差こそ②着とは半馬身ながら、力の違いを見せつけた一戦となった。このまま成長を見せればNHKマイルでも勝機は十分に見込める存在だろう。
そのアスクイキゴミとゴール寸前まで叩き合って②着に粘ったのが14番人気の伏兵ユウファラオ。スタート後ハナを主張する馬がおらず、押し出される形で逃げる事になったのが気性の幼い同馬にとっては効果てき面だった様子。
小倉で未勝利戦を逃げ切って以来の先手を奪う形になったが、これが同馬にとってはベストと言える戦法だった事を証明した。ただ今回は最下位人気でマークされない恵まれた一戦だったが、次走以降は他馬から圧力を掛けられるハズで展開待ちが本音だろう。
③着には唯一後方から差してきたバルセシートが入線し、NHKマイルの優先出走権をゲットした。快速馬レシステンシアの弟でデビュー前から調教の動きは目立っていたが、一戦ごとに成長曲線を描いてきた。この雨の中でメンバー最速の上り3F33.5秒をマークできたのは素質の高い証拠。展開がハマれば重賞制覇に手が届くところまで来ており、今後のレースぶりに注目したい。
1番人気のサンダーストラックは好位の馬群の中でスムーズに走れていたように見えたが、直線に向くと全くムチに反応せず12着に大敗。ブリンカー着用でシンザン記念を制した馬で、今日は雨が降る馬場状態に馬が戸惑った様子。ルメール騎手も最後は追うのを諦めていたし、これがこの馬の力ではないことは確か。巻き返しに期待したい。
2番人気に推されたアンドゥーリルも8着に大敗。スローペースで前に壁が作れず、道中で折り合いを欠いてしまったのが痛かった。直線でも上手く手前を変えることが出来ず、一気に失速する若さも露呈。ただ重賞レベルの素質の持ち主である事は確かで、立て直しての再出発を祈りたい。
(執筆:持木秀康)
今後も侮れない大外一撃
FILE:4/4(土)中山11R
ダービー卿CT(GⅢ)
大外から突き抜けたスズハロームは道中最後方の位置。直線に向いて残り200m地点でも後方3番手辺りにいたが、坂下で大外に持ち出してから一気に伸びてきた。
消耗度の高い馬場と道中のラップ構成からして、外的要素が味方したのは間違いないが、距離をマイルに戻してから、これで3戦続けて上がり最速をマークと馬自身がひと頃のスランプを脱している感はある。いずれにせよ展開待ちではあるが、諸々が噛み合うようであれば今後も侮れない面はある。
2着サイルーンも後方待機からの差し込みだが、直線では馬群の狭い所から脚を伸ばす進路になった。僅かとはいえ突く進路を窺う場面はあったし、馬の間を割る際には多少なりのストレスも掛かったはずで、ノンストレスで大外から突き抜けたスズハロームとのアタマ差はその分にも思える。昨年の東風Sを重馬場で勝っている道悪巧者で、条件が揃っていた感はあるだけに少々悔やまれる部分はあるかもしれない。
上位2頭よりも一歩前の位置から自分で動いたファーヴェントは地力を示す③着。勝負所の反応はそこまで良くは見えず馬場が嵌まっている感はなかっただけに、この着差からすれば強い競馬をしたと評価して良いだろう。人気馬ゆえ勝ちに行かざるを得ない立場の違いもあったはず。
二番人気で4着に敗れたミニトランザットは2番枠から前々に攻めて一旦は完全に抜け出す形を作っての結果。強い競馬と称したファーヴェントよりも展開上で厳しい競馬だったのは間違いなく、相当に内容の濃い競馬だった。まだ4歳の身ということを踏まえても、今後が非常に楽しみな存在だろう。
(執筆:久光匡治)
二天一流ホースマン
久光匡治
重賞◎
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従来、専門家がその道一本で務めあげる取材と調教。その双方を股にかけ、場所を選ばず活躍する二天一流ホースマンとは彼のこ と。馬・人の両側面からあらゆる可能性を探り、時には上位人気馬を印から切り捨てることも辞さない予想スタイルはまさに天衣無縫。優馬の産んだサムライが、 今日も未踏の道を征く。 (担当厩舎:青木、奥村武、粕谷、加藤士、萱野、根本、堀内、和田郎)
優馬1面の名奉行
優馬
持木秀康
栗東の調教班に所属。優馬の1面にてコラム「オフコース 持論(もちろん!)」を掲載、2016年天皇賞・春にてカレンミロティック(13番人気2着)に単独◎を打ったことは現在でも語り草。推し馬サロンでは関西トレセン捜査班にて予想を提供。


