【充実の1か月】距離が縮まった担当馬たちの素顔を明かす!厩務員としてさらに広がる競馬の面白さ
今週、立夏Sに登録したトクシーカイザーは残念ながら除外されてしまった。使えれば中1週だったけど、レース後の傷みもなく、競馬場とのテンションとは明らかに違いリラックスしていたので、入ればと思っていたけど…。
来週17日(日)の東京12R・BSイレブン賞にも登録する予定ではあるが、全然入る見込みが今後もないような感じなら1度放牧に出すかもしれない。
国枝厩務員&トクシーカイザー
担当馬が見せる意外な一面
砂を食べたり、ソワソワしたり
最初から担当しているトクシーカイザーは、馬房内の寝藁のボロ(馬糞)の上で寝るのが多いね。その分、手入れが大変だけど(笑)。あとは厩舎内にある砂地で砂浴びさせると、その砂を食べちゃうことがよくある(笑)。
何が良いのか分からないんだけど、口の中をジャリジャリさせているんだよ。牧草を食むとき、その土まで食べる馬とかいるんだけど、それに近いのかもね。
リラックスしているトクシーカイザー
トーアエレクトラムの素顔
リラックス時に見せる仕草とは
もう1頭、先週の火曜日(4月28日)から担当しているトーアエレクトラムのクセは、追い切ったあととか気が入ってくると、馬房内の寝藁を前搔きして掘っちゃうんだよ。だから寝藁がぐしゃぐしゃになって、ボロの在り処が分からなくなる(苦笑)。
まぁ、ドタバタと暴れるワケではないから、危険なこともないし自分も馬も怪我を負ったりすることもないから、別にいいんだけどね。
あと初めて見たんだが、こっちが手入れしていると「コッ、コッ」というような舌鼓(ぜっこ)を打って鳴らすんだよ。どうやらリラックスしているときに出るみたいだけど、人間でやることをマネしたのか何なのか…。あの、馬の長い舌でもできるもんなんだなと、変に感心したりしたけど、かわいらしいクセだよね(笑)。
手脚がスッと長くて爪もシッカリしていて、脚元も丈夫そう。うっすらアバラも浮いているから、恐らくムダな肉がつかないタイプなんだろう。
獣医に診せても「いい心肺機能をしている」と言ってもらっているし、新馬勝ちのリプレイを見たけど長くいい脚を使っていた。前走は8着とはいえ、前が有利な流れだったようだし位置取りの差もあっただろう。まだキャリア2戦で、レース慣れや色々な面での上積みが見込めるから、1勝クラスでもチャンスはあると思うんだ。
次戦へのプランと広がる夢
「行ける競馬場はどこでも行ってみたい」
そんなトーアエレクトラムだが、今のところは調整も順調にきているから、来週17日の東京6R・牝馬限定戦のダート1600m戦になるか、同日の京都6Rにもダート1800m戦があるので距離を勝ったところに戻して出走するのか、というプランがある。仕上がり具合によってもう1週、延ばすかもしれないが、出馬投票時の頭数にもよるし流動的ではある。
でも、もし京都での出走となったら、これもまた一つの経験になるし、厩務員として行ってみたいんだよなぁ。東京競馬場は経験できたけど、今はローカルで新潟もやっているし、夏は福島や中京なんかもある。
行ける競馬場はどこでも行ってみたいよね。1泊しての競馬や、函館や札幌などでは滞在競馬もある。本当にマンネリを感じないし、面白みのある仕事だよ。
趣味のゴルフに行っても、調教師時代より筋力がついて「芯が入った」というのかな。背筋がシャキッとしたから、ボールをシッカリとミート出来ている感覚がある。まぁ、スコアはそう変わらないんだけど(笑)。仕事が楽しくて趣味にも活きているし、競馬を使えば進上金ももらえる。最高じゃないか。
「昨夏と比べても体幹の強さがまるで変わった」
とゴルフ仲間は語る
※次回は5月15日(金)更新を予定しています。
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