【葵S】芝短距離界に楽しみな新星が誕生!
FILE:5/30(土)京都11R
葵S(GⅢ)
スタートは一息だったが内枠とニの脚を効かせて好位のインを奪取するセンスの高いレース振り。直線で前にいた馬たちを交わすと完全に抜け出し勝利を確信していた。
母の父がミッキーアイルのマテラスカイ産駒で生粋のスプリンター血統。前走で1200mに距離を短縮して結果を残し、重賞まで制したのは血統的な背景もかなり感じられる。
スプリント戦ではまだ伸びしろも大きく、この夏にどこまで成長を見せるか非常に楽しみな一頭。秋には大きな舞台へと進む可能性を十分秘めており、今後もマークしておきたい。
今回はハナを奪えなかったが中団の外で脚をため、直線シャープな末脚を披露したヒシアイラが②着に健闘。
休養効果で集中力が増し、精神面でも成長を示した今回は差す形での競馬にも成功。新しい面を引き出せたのは今後の大きな武器になるハズ。
キャリアも今日を含めてまだ5戦とこれからグングン良くなる余地はかなり。現状では坂のあるコースより直線が平坦な競馬場のほうが能力を存分に発揮でき、サマースプリントシリーズへ向かえば期待の持てる一頭になりそう。
③着には発馬こそ互角だったが離された後方グループで脚をためていたタマモイカロスがパワフルな末脚を披露し入線。
先行馬が有利と評判のこのレースで思い切った作戦に出た陣営の作戦がファインプレーとなったし、馬もそれに応える成長段階まで到達していた様子。今後は展開待ちの要素は大きいが、ハマれば重賞を勝ち切れる力の持ち主。長い目で見守っておきたい。
1番人気のタガノアラリアは出脚がつかず後方からの競馬になったが、伸び脚もジワジワで⑦着に敗退。
近走は1400mが中心でスプリント重賞では流れについていくのがやっとだった印象。慣れればペースにも対応できそうだが、現状ではもう1ハロン距離が欲しいのは確か。 今日は暑さも応えたのかいつもほどの活気も感じられなかった。立て直しての巻き返しに期待したい。
─次はココに注目!─
15人気5着
トップアタック
快速馬ぞろいのメンバーで最内枠を利したとはいえ、ハナを奪ったスピードは世代トップレベルと言えるもの。冬場はパッとしなかったが充電効果と気温の上昇に伴い、体調がアップしてきた前走を勝利とここに来ての上昇度はかなり。
道中競られた厳しい展開ながら直線も渋太い粘りを見せており、自己条件に戻れば見逃せない存在。今後の成長次第ではトップレベルの舞台で活躍しても不思議はない。
(執筆:持木秀康)
優馬1面の名奉行
優馬
持木秀康
栗東の調教班に所属。優馬の1面にてコラム「オフコース 持論(もちろん!)」を掲載、2016年天皇賞・春にてカレンミロティック(13番人気2着)に単独◎を打ったことは現在でも語り草。推し馬サロンでは関西トレセン捜査班にて予想を提供。


