【宝塚記念】直前の雨を味方につけて連覇達成!

06/14 (日) 妙味解析!回顧ファイル
FILE:6/14(土)阪神11R

宝塚記念(GⅠ)

本馬場入場の直前に激しい風雨に襲われ、良馬場から一気に重馬場へ変更となり、どうなる事かと思われたが、結果これが各馬の明暗を分ける大きな要因となった。

ハナを奪ったのはコスモキュランダで、後続を離す逃げに持ち込む。2番手にメイショウタバルが追走する形だが、結果的には自身で逃げているのと同じ感じの展開に持ち込めた様子。

直線に向き、逃げるコスモキュランダを交わしたメイショウタバルが一歩一歩力強いフットワークで抜け出し、そのまま後続を抑えて優勝。結果的には直前の大雨が同馬に味方したことは明らかで、まさに恵みの雨となった。

②着には道中好位を追走したクロワデュノールが入線。勝負所からはメイショウタバルの後ろをキッチリとマークし、直線で差し切る算段だったが、こちらは雨がたたり自慢のキレ味が鈍ってしまった。

それでも春のGⅠ2連勝中で迎えたこのレースで疲れも心配されたが、雨が降らなければ、と思わせる走りを見せたのは流石の一言。改めてこの馬の底力がうかがえたレースだろう。

③着には道中、中団の後ろで脚をためていたダノンデサイルが直線外から力強く伸びて馬券圏内を確保。ただ、逃げていたコスモキュランダを何とかゴール前で捕えたもので、前の2頭には2馬身半差をつけられており、完敗と言って良い内容。

今日は前に有利な流れだった事もあるが、現状ではこれが精一杯だった様子。秋には綺麗な馬場での巻き返しを期待したいところ。

結果的に大阪杯の①②着馬が入れ替わっただけで、上位3頭が他馬を大きくリードしている事がハッキリと証明されたレース。いろいろな意味で記憶に残る一戦となった。

有馬記念に次ぐグランプリ連覇を狙っていた4番人気ミュージアムマイルは⑨着に敗退。4コーナー手前では良い感じで外から上がって行き好戦ムードだったが、直線は全く反応できず。アクシデント続きでの臨戦態勢だった事もあるが、初めての重馬場への適性がハッキリした結果となった。


─次はココに注目!─
10人気5着
タガノデュード


デビュー以来大きな休養を挟まず、今回も大阪杯と天皇賞を走ってからの出走。それでも1週前追い切りでは抜群の動きを見せ、更に体調は上向きと思わせたタフネスホース。

今日は発馬が一息だった事もあり、最後方でジックリと脚をためる形。逃げたコスモキュランダが④着に残る展開だった事を踏まえると、前とは離された⑤着とはいえ内容的には優秀なものだろう。

晩成のタイプでまだまだ成長が見込め、夏場にキッチリと休養して秋に戻ってくればGⅠで通用しても良い。長い目で注目しておきたい一頭。

(執筆:持木秀康)


関西トレ
優馬1面の名奉行 優馬

持木秀康

栗東 調教

栗東の調教班に所属。優馬の1面にてコラム「オフコース 持論(もちろん!)」を掲載、2016年天皇賞・春にてカレンミロティック(13番人気2着)に単独◎を打ったことは現在でも語り草。推し馬サロンでは関西トレセン捜査班にて予想を提供。