【北九州記念】スプリント界の新星が完勝で重賞初制覇!
FILE:7/5(日) 小倉11R
北九州記念(GⅢ)
当初はこの馬がハナを奪うと思われていたが、アメリカンビキニが主張してハナ。序盤は番手で我慢していたが、3コーナー過ぎからはスピードの違いで先頭に立ち、そのまま後続を押し切って完封勝ち。着差以上に強い内容だった。
前走京都でレコード勝ちした馬でこのような馬場は心配されたが、ここでは一枚上のスピードで押し切った。西園翔厩舎はこれが重賞初勝利となったが、定年引退した父・西園正師と同様に短距離戦での成功は約束されたも同然。同馬と共に大きな舞台へ旅立って欲しい。
②着には最軽量のハンデ50キロを活かした9番人気のジェニファーが入線。スタートダッシュこそ付かなかったが、斤量差を活かしてジワジワと位置を上げ、4コーナー手前ではフリッカージャブの後ろから2番手に浮上。
前に追いつく事は出来なかったが、2勝クラスを勝ち上がったばかりの身でこれだけ走れたのは力のある証拠。重馬場の適性も高かった様子で、ここに来てメキメキと力をつけている田山騎手とのコンビで重賞制覇を目指したい。
③着はジェニファーからは8キロ差のトップハンデ58キロを背負ったヨシノイースター。 いつも通り中団からの競馬になり、馬場の良い外を回ってグイグイと伸びて前に迫ったがクビ+クビ差届かない惜敗。
同馬は重馬場で2戦して馬券には絡んでいなかったが、共に苦にしない走りを見せており今日の馬場への適性もあった。近2年が共に②着と勝ちきれないもどかしさはあるが、この時期は得意としており順当な結果と見て良い。
2番人気のデアヴェローチェは出遅れて最後方からの競馬になったのが痛かった。直線で外に出すと若干差をつめたが⑩着に大敗。今日は馬場適性の差も出てしまった様子で、良馬場で見直したい一頭。
もう1頭、馬場適性の巧拙が表れたのが、5番人気のヤマニンアルリフラ。昨年の覇者だが、今年は全く脚を使えず⑨着に敗退。馬体は若干太目に映ったが、仕上り自体は悪くなく今日は度外視して良い一戦。今後の巻き返しに期待したい。
─次はココに注目!─
10人気8着
ランフォーヴァウ
前走1400mに距離を短縮して成功を収め、今日が初めてのスプリント戦。それも特殊なコースと言える小倉と初物尽くしが堪えた様子。
それでも楽な手応えでジワジワ位置を上げて直線に向こうとしたが、逃げていたアメリカンビキニがバテて下がって来て、捌くのに苦労したのが少し堪えた。
今日は馬体重がプラス12キロとフックラして精神面にも余裕が出てきた点に好感が持てたし、次もスプリント戦なら慣れが見込める。まだそれほど人気にもならなさそうで追いかけたい一頭。
(執筆:持木秀康)
優馬1面の名奉行
優馬
持木秀康
栗東の調教班に所属。優馬の1面にてコラム「オフコース 持論(もちろん!)」を掲載、2016年天皇賞・春にてカレンミロティック(13番人気2着)に単独◎を打ったことは現在でも語り草。推し馬サロンでは関西トレセン捜査班にて予想を提供。


