【土曜札幌1R&5R】担当馬2頭がいよいよ出陣!ルメール騎手とのコンビで厩務員初勝利へ
今週末、22日(土)の札幌1R(ダ1700m)にトゥザファイナル、同5R(芝1500m)にジャストピーチーと2頭の担当馬が予定通り出走することになった。
ジャストピーチーは、19日(水)に本馬場で横山琉人騎手が乗って53秒7ー39秒6-12秒2をマーク。馬なりだったからそこまで時計は出していなかったけど、琉人は「乗り難しさやクセはないですね」と言ってくれた。
「もう少し力強さが出ればもっといいですけど」とも言われたが、先週、輸送を挟んだあともイレ込みはなかったし、カイバもシッカリ食べてくれているから、現状の力は出せると思う。
調整を進める国枝厩務員(撮影:宮崎TM)
本追い切り後の20日(木)に自分が乗って、ダートコースのゲートに入れに行ったけど、飛び出すように素早く出て行ったし、とにかくゲートセンスがあるよ。
自分が跨ったゲート試験も一発で受かったし、ゲートへの寄り付きもいい。札幌の芝1500mは内枠の先行馬がかなり有利なので、ゲートが速いのはセールスポイントになるだろう。前々から流れに乗って行かせて、粘り込むような形がいいかもね。
トゥザファイナル好仕上がり!
久々再会ルメール騎手への期待
トゥザファイナルは16日(日)、19日(水)と小島茂之師が乗って日曜日にはウッドで65秒1ー52秒0-39秒6-13秒2の猛時計をマーク。
最終追いは同じくウッドで69秒7-54秒3-40秒4-12秒8とそう速い時計ではなかったが、現状で546キロとデビュー戦よりマイナス2キロだから、太目なく仕上がっているよ。
先週言ったように精神面で大人になった感じはあるし、あとは小回りでコーナー4つの1700mに対応できるかだね。デビュー戦は4コーナーで外に膨れるような感じになっていたから、キモはそこだと思う。
だけど、何せ鞍上がルメさん(ルメール騎手)だから。クリアしてくれるだろうと思っているんだ。レース前には「アーモンドアイとは能力が違うから、お願いしますね」とでも言っておくよ(笑)。
こぶしを突き上げるルメール騎手
1Rをパドックで曳いたあと、引き上げてきたトゥザファイナルの手入れなどして厩舎に戻っても、5Rのパドックには間に合うから2頭とも曳くつもり。
ルメさんには、厩務員になったあと、トクシーカイザーで東京競馬場に行ったときに「元気ー?」とか声をかけられたけど、それ以来だから僅かな間でも話をしてみるよ。
トレセンと変わらぬ作業環境
滞在競馬ならではの出会いがたくさん!
でも、実際に函館に滞在してみて、特にやりづらい面などもなく美浦トレセンで作業しているのと同じ感じでやれているよ。函館のウッドやダートコースは美浦トレセンと比べると幅員や大きさ自体が小さいけど、乗っていてもそれは感じないしそれで危ないと思ったこともなかった。
強いて言えば、トレセンの馬房より函館の馬房のほうが少し小さいけど、馬はそれを気にしている様子もないし美浦に居るときと変わらないよ。馬具や道具を入れておく場所なんかは手近になっていて、コンパクトにまとまっている感じだから、作業的には何の問題もないね。
函館競馬場のパドックにも、馬を落ち着かせて歩かせるため何度も自分が跨ってスクーリングに行ったよ。函館競馬場は、場内に入らなくても外からパドックの中が見えるようになっている。
だから、ファンが写真を撮っていることも多く、自分が乗っている姿をSNSでも目にした。いいファンサービスかもね(笑)。
あと、今は函館にフォーエバーヤングがいるからね。それを狙っているファンも多いみたいだけど、自分も傍から見て「いい馬だなぁ、雰囲気ある馬だよなぁ」と思っていたんだ。
そのあと坂井瑠星騎手とも色々と話をして、19日(水)に本馬場で乗ったときの映像を見せてもらったけど、さすがの迫力ある動きだったよ。この秋の走りが楽しみになった。
関西の関係者でいえば、笹田師が来ていて話をしたんだけど、そこで「函館の調教師寮に先生のジャケットが忘れられていて、もうカビ生えてましたよ」って言われてね(笑)。そんなのあったけなぁなんて笑い話にしておいたよ。
ペダルを漕いで函館を満喫
刺激に満ちた国枝厩舎会も開催!
ほかには、先週言ったように自転車を積んで運んできたから、休みの月曜日には自転車で五稜郭タワーに上ったり、朝市や自由市場にも行ってきた。先週食べられなかった「ハセガワストア」の焼き鳥弁当も無事に食べられたし、函館をエンジョイしているよ。
顔が割れていて、どこで誰に見られてるから分からないから、こりゃ悪い事はできねぇなと(笑)。まぁ、それは冗談としても、楽しんで色々と経験させてもらっているよ。
この前は、小島茂之厩舎で10頭以上の馬が滞在しているから、師の音頭でスタッフとの飲み会も開催されたし、旧国枝厩舎スタッフが集った「国枝厩舎会」も行ったんだ。
そこでは、お互いの近況報告やら他厩舎でのやり方の違い、馬の話などで盛り上がって、刺激をもらったよね。でも、そこでも自分が厩務員になったことが、スタッフからすると奇異に映ったみたい。「よくやりますよねぇ~」って感じだったから。
(撮影:宮崎TM)
(執筆:守屋貴光)
守屋貴光
「視点を替えれば真実へ近づく。競馬も芸能界も同じです」──かつて某・有名芸能誌で毎週のようにスクープをスッパ抜いていた根っからの情報屋。競馬界に転身した今となっても"ウラ"を読むクセが抜けず、真の情報を求めて現場を奔走する。現在は厩務員として過ごす元調教師・国枝栄をはじめ、GⅠ常連陣営の取材担当も歴任している。 (担当厩舎:蛯名利、大竹、栗田徹、黒岩、鹿戸雄、高柳瑞、畠山吉、松尾)
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※次回は8月28日(金)更新を予定しています。


