毎週末、現場の優馬記者だからこそ知り得たネタ……オンリー"優"な最新情報をお伝えしている当コラム。
今週は栗東関西捜査班より、広田晶彦記者が初登場!
優馬の前身である『1馬』時代から数えると約25年、友道厩舎を筆頭に栗東の優良厩舎を担当し、毎週貴重な関西情報を届けている中核トラックマンだ。
ヴィクトリアマイルに出走するアノ有力馬について果たしてどんな話が聞けるのか、乞うご期待。
また、コーナーの最後には、今週の馬券になりそうなオススメの1頭に関する情報もプレゼント。最後までお見逃しなく!
GⅠの借りはGⅠで返す!筆頭ライバル馬の期待値やいかに
今週は友道、高野、大久保龍といった、リーディング上位常連の厩舎を数多く担当している「関西トレセン捜査班」の広田ちゃんを呼んだぞ。
連続GⅠのハイシーズンで慌ただしいなか、リクエストに応えてくれてありがとう!
いえいえ。本日はよろしくお願いします。このコラムに呼んで頂くのは初めてなので、少し緊張しますね。
フランクさがウリのコーナーだから、かしこまらずに自然体で頼むよ!
早速なんだが、ヴィクトリアマイルに出走する友道厩舎のカムニャックを深堀りしたくて、広田ちゃんを呼んだんだ。
2走前の秋華賞は残念な結果(16着)に終わってしまったよな。
ハイ。ビッシリと仕上げて「過去イチの状態」で臨んだんですが、スタンド前発走でファンの歓声に影響される面もあり、過度にテンションが上がってしまいました。
自分の能力をマトモに出し切れなかった訳ですが、残念な負け方でしたよね。
当然陣営は今回、秋華賞のリベンジに燃えているだろうけど、何か工夫や対策は施してきているかい?
まずは、秋華賞のときの反省を踏まえて、馬を追い込み過ぎないよう、お釣りを残すような調整を心掛けて仕上げています。
中4週のローテで、1週前にCウッドコースで長めから負荷を掛けるのは一緒ですが、直前の坂路を本当にサラッと上がってきて、時計は56秒0~12秒1。
序盤の入りもそうですし、最後も全く追わずソフトな調整に終始。GⅠの最終追いとしては、かなり軽めです。
うむ。確かに、テンション面に考慮したのが分かる追い切りだな。その調整で向かうにあたって、陣営の手応えはどうなんだ?
イイですね。「去年の秋より落ち着きが出たし、馬の雰囲気が全然違う。それが②着とはいえ、好内容だった前走の阪神牝馬Sにも繋がった」という話。
担当スタッフは勿論、各関係者の明るいムードが取材をしていて印象的でした。
マイルのGⅠに対する見通しは?
もう少し距離があった方がベターかとも思っていましたが、前哨戦の阪神牝馬Sで上手に立ち回って、100点に近い試走ができましたからね。
東京は4度目になりますし、マイルは向正面の発走なので、ファンの歓声に左右されにくいシチュエーションも大歓迎。
具合は申し分ないですし、秋華賞のリベンジを達成できるとみて、紙面の個人予想でも◎を打ちました。
ありがとう、広田ちゃん!個人的に一番気がかりで、知りたかったポイントを消化することができたぜ。
それと、土曜の新潟大賞典にも友道厩舎のラインベックが出走している。9歳の大ベテランだが、コッチの感触はどうだい?
さすがに大きな上がり目を期待するのは酷ですが、3週続けて追い切りに騎乗した富田騎手を含め、陣営は「具合が良くて、衰えた感じはない。得意の新潟でハンデ戦だし、上手く流れに乗って見せ場以上を期待したい」と前向きなムードでした。
勢いでは若い馬に及びませんが、今の新潟の芝は荒れが目立ち一筋縄でいかない可能性もあるだけに、9歳のロートル馬だと侮るのは禁物だと思いますよ。
前走は収穫大!馬券期待値大幅アップの勝負遠征馬
優良厩舎を沢山担当しているからもっと深堀りしたいところだが、そろそろ「オンリー優」へ。馬券になりそうな狙い馬を教えてくれ。
─今週の「オンリー優」─
5/16(土)東京10R 立川特別
レーティッシュ
(高橋一哉 厩舎/戸崎圭太 騎手)
土曜東京10R・立川特別に出走する高橋一哉厩舎のレーティッシュをオススメします!
ここは、4月26日の同じ東京戦(勝ち馬スナッピードレッサ)の再戦ムードだな。
はい。あの一戦の②③④⑤着馬がエントリー。レーティッシュは最先着の②着だったんですが、当時より遥かに陣営の感触がイイんですよ。
外国産馬でスピードがあり、左回りの東京向きといった印象。今回、具体的な強調材料はどの辺りなんだ?
まず前走が、休み明けでプラス16キロ。「成長分を含めても余裕がある」って話だったんですが、早目に抜け出そうとする勝ち馬に最後まで食い下がって堂々の②着ですからね。
1勝クラスを卒業するのに10戦も要したので、昇級戦であそこまでヤレたのは正直驚きでしたし、陣営も古馬になっての充実ぶりを実感していました。
叩いた今回は「体が締まって状態アップ。反動はなく、十分な上積みがありそうだ」と、その意気込みは前走と雲泥の差。追わせるタイプなので、戸崎騎手を確保できたのもプラスでしょう。
広田ちゃん、アリガトな!来週のオークスにも担当の有力馬が控えていて、まだまだ忙しいと思うけど頼りにしてるぜ。
ハイ。大変ですけど、取材のやり甲斐はありますからね。馬券に役立つ有益な情報をお届けできるよう、協力は惜しみませんよ!


