ペリファーニアの前走は、開幕週の新潟戦で勝ち馬に逃げ切られたが、時計があの快速馬マグナーテンが出したレコードにコンマ１秒差だったのだから「あれは勝ち馬を褒めるしかない」と鹿戸雄師が言うのもうなずける。

その後はいつも通りノーザンファーム天栄に放牧に出し、再び開幕週である東京戦に標準を定めたが、３走前に開催の進んだ中山戦で脚を取られるようなところがあって伸び切れなかったので、今回も綺麗な馬場を選択してきた。

「牧場から体重を増やして、ふっくらした体つきで帰ってきた。先週までプラス10キロくらいだったので、今週のひと追いでちょうど良くなるハズだよ。折り合いを考えるとワンターンの1400mが現状ではベスト条件だし、ひと押しを期待」と師。

前走１馬身半差をつけた３着のアクートゥスが、もう１頭の人気馬レディマリオンに次走でレコード勝ち。この単純比較でも、ペリファーニアもクラス突破の力は十分ある。

エフフォーリアの半妹で陣営が大事にしている血統だが、同馬の２歳下のジョスランも今年の秋華賞に出走予定。厩舎自体、先週のスプリンターズSで久々のGI勝ちと勢いもある。勝ち負け必至だろう。