この中間は、ＤWコースにて５F64秒台を３本、更に5F65秒台の強度のものも２本と今まで以上にハードな内容を消化させて挑んできている同馬。


その甲斐があってこそであろう。
ようやく良い頃のうるさい仕草が戻ってきているのは見逃せないところ。


落ち着かすことでパフォーマンスを上げる馬もいれば、闘志が溢れんばかりに漲ってこそ本領を発揮する馬もいる。
同馬は後者ということなのでは。


何はともあれ、これだけヤル気を見せているのだ。
もう終わったと判断するには早過ぎないか。


それに今回は５走前のエプソムCで59キロの酷量を背負いながらも、1分44秒7の好タイムで圧勝したベストの舞台である。


最適の条件で鮮やかな復活を…
そんな素敵なドラマを期待したい。

２走前の圧勝振りを思うと負け過ぎな感のあった前走の七夕賞だが、姉の突撃取材によると蹄鉄が外れそうで外れず「靴底パカパカ状態」で走っていたらしい。
そんな状態でトップハンデだったのならば同情の余地は大いにあり。


そもそも遡れば、弥生賞ディープインパクト記念で３着の実績があるように、この馬も強い４歳世代の一頭である。


新潟大賞典だけ走れば、ここでの馬券圏内も決して非現実的ではないだけに、軸とは言わずとも相手には必ずマークしておきたいところ。