これまで戦ってきた相手がなかなかに強力な⑬フードマンに期待する。

４走前の万両賞でクビ差だった②着ヤンキーバローズが後にファルコンＳを勝ち、２走前のマーガレットＳで②着だったのが今夏のキーンランドCで③着に好走したカルプスペルシュ。その際に退けた⑥着アブキールベイが次走で葵Sを制して、続く北九州記念でも古馬相手に③着に喰い込んでいるのだから、これらと互角に渡り合ってきた戦歴は相当なものだろう。

ちなみに、⑧着と一見は大きく負けた前走の橘ステークスも②⑤⑦⑨着馬が既に２勝クラスを卒業済みという強力なメンバー。0.４秒の着差であれば⑧着の字面は特に気にならないし、一緒に走った面々が『２勝クラスは即通用』の裏付けを与えてくれているのは頼もしい限り。

デビュー２戦目での重賞挑戦と敷居が高かった感のあるサウジアラビアＲＣの敗戦を除けば、左回りで２戦２勝というのも東京参戦で評価を上げたくなる材料であり、少量でも降雨があって、軽すぎない馬場が想定されるのも大歓迎と言えるだろう。